事業案内(事業の全体像)

TREの資源循環フロー

私たちが目指すのは、未来に向かって捨てない、サステナブルな社会です。
産業廃棄物や家電、使用済自動車などを受け入れ、人の手や選別機、破砕機などによる中間処理を行い、金属やプラスチック、木、紙などの素材ごとに再資源化(マテリアルリサイクル)します。マテリアルリサイクル出来なかった廃プラスチック等は、固形燃料RPFの原料として再利用され、グループ内の発電所で活用しています(サーマルリサイクル)。また、バイオマス発電から発生する余熱は、農業などにも生かしています。中間処理後、再資源化できない残渣物は最終処分場へ埋め立てます。埋立完了した自社最終処分場の跡地は、太陽光発電施設やパークゴルフ場として有効活用しています。
今後は、この一連のプロセスで得た知見を製品メーカーに還元して再資源化・再生利用しやすいモノづくりを推進し、より環境負荷の少ない社会づくりに貢献します。

TREが実現したい二つの使命

私たちには「高度循環型社会の形成」と「脱炭素社会の実現」という二つの使命があります。
高度循環型社会とは、あらゆる廃棄物を資源に生まれ変わらせ、再生利用する社会です。現在の生活水準を保つには、地球2.8個分の天然資源が必要と言われています。天然資源には限りがある一方で、ゴミとして廃棄されたものでも、再利用できれば資源になります。そのために、動脈産業と連携し、リサイクルしやすいモノづくりのために知見を提供するなど、新たな技術開発や業務提携を推進します。
また、TREグループは、2026年度を目途に、自らの事業活動で使用する電力をカーボンニュートラルにすることを目標としています。そして、森林間伐材や街路樹剪定枝等を活用して発電するだけでなく、育苗や植林によってCO2の削減も目指し、脱炭素化に貢献します。発電時に発生する余熱でトマトやキクラゲを栽培するなど、エネルギーは余すところなく使います。また、再生資源を原材料に製品を作ると、CO2排出量が低減できると言われており、高品質な再生資源の安定供給を具現化することなども必要です。
この二つの使命を果たすため、私たちはお互いの強みを最大限生かし、事業に取り組んでまいります。

事業紹介

限りある資源を活かしきる。廃棄物を資源に戻す。農業や林業で生まれた木材から電力を生みだす。環境性能の高い技術や施設をつくる。未来をよくする事業のすべてを紹介します。

TRE紹介動画