社会

社会

基本的な考え方

TREグループは、永続的な事業継続の基盤は「人財」であると考え、「働きやすい・働きがいのある職場環境整備」を優先的に取り組むべき重要課題としています。

すべての企業活動の原動力は従業員一人ひとりです。TREグループは企業行動規範内でジェンダー差別や児童労働に反対の意思を明確に示し、すべての従業員が平等で多様性を活かせるようダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を推進していきます。また、外部環境の変化に対応しながら企業価値を高めていくには、多様な価値観を持った人材の確保と成長を促す機会創出が重要です。多様な人材が最大限の能力を発揮し、いきいきと安心して働ける職場環境を整備することで、TREグループと従業員がともに持続的成長をする組織を目指します。

マテリアリティ働きやすい・働きがいのある職場環境整備

マテリアリティ
働きやすい・働きがいのある職場環境整備
目指すべき姿
多様な人材がいきいきと安心して働ける、また一人ひとりが最大限の能力を発揮できる職場環境を実現することを目指します。
KPI
  • 2030年までに男性社員の育児のための休暇取得率を100%とする
  • 2030年までに労働災害度数率を全産業平均値と同水準とする
  • 2035年までに女性管理職数を2倍とする (2023年3月期16名から32名へ)

従業員

主な取り組み

  • 誰もが安全/安心/健康に働ける職場づくり
  • ワークライフバランスの推進
  • 各種研修の実施や資格取得支援制度等による企業の持続的成長を支える人材の育成
  • 安全管理意識の徹底、工場や車両における事故防止活動の推進

労働安全衛生

労働安全衛生に対する基本的な考え方

TREグループでは従業員の安全と健康の確保を事業継続の基盤と捉え、すべての従業員が健康で安心・安全に働ける職場環境づくりを推進しています。「安全はすべてにおいて優先する」という理念を徹底し、あらゆる事業活動において安全が確保されるよう努めています。

労働安全衛生基本方針

【理念】

「安全はすべてにおいて優先する」 すべての役員、従業員及び派遣社員等は、作業や業務において、リスクの削減を最優先して安全の確保を行います。

【基本方針】

無事故無災害を目的とし、リスク削減について以下を基本方針とします。

  1. 法令や規程等を守ることによって、安全で衛生的な職場環境を形成します。
  2. 技能の向上とその継承を図ることによって、安全作業と技術を身に付けます。
  3. あらかじめ作業の有害・危険性を捉え、事前に安全衛生対策を講じます。

無災害記録達成事業所への表彰

リバーグループではさらなる安全管理活動の強化策として2023年度より無事故・無災害を達成した事業所への社内表彰制度を開始しました。当制度は年度期初からの一年間、人身事故(不休・休業災害)と物損事故(中程度以上)を起こさなかった「無災害記録達成事業所」への表彰と、連続して休業災書を発生させなかった「休業人身事故の無災害記録達成事業所」への表彰の二種類を設けています。

2023年度は無災害記録達成事業所がリバー(株)千葉、藤沢、富士非鉄、浦和、伊勢崎、熊谷の6事業所で、休業人身事故の無災書記録達成事業所は市原事業所の1事業所となりました。タケエイグループでも無事故無災害を達成した事業所への表彰制度を設けており、これらの制度により安全意識を高め、グループー丸となって無事故無災害に努めていきます。

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無災害記録表彰

労働安全衛生マネジメントの推進

TREグループでは事業会社がそれぞれ安全管理体制を構築しています。経営トップのリーダーシップのもと、労働安全衛生マネジメントの実効性が高まるよう各現場の安全衛生責任者と安全管理部門が連携し、問題点や課題を明らかにし改善しています。

事故発生時は、速やかに原因を調査し再発防止策を検討・実行しています。また、重大な事故や災害等が発生した際はグループ内で情報を共有する体制を構築しており、類似の事故や災害が再発しないようさまざまな安全管理活動を推進しています。

また、TREグループでは従業員の心と体の健康保持・増進のため、定期的なストレスチェックの実施や、労働時間の適切な管理に努めるなどの取り組みも行っています。

組織力強化への取り組み

人材の確保と定着

日本は少子高齢化が急速に進行し、2010年には63.8%の生産労働人口率が、2030年には58.1%にまで低下する見込みのため、若手人材の採用活動を強化しています。

TREグループにとっても継続的な人材の確保は喫緊の課題です。採用活動においては、採用ノウハウの共有にグループ全体で取り組み、グループ各社による新卒採用の強化やキャリア採用など採用対象者の拡大を図っています。

(株)タケエイでは人材定着の施策の一つとして、若手従業員が教育担者として後輩の新入社員をサポートし、年間を通じて実務指導や職場生活をフォローする「エルダー制度」を運用し、若手従業員のコミュニケーションスキルや実務指導力の向上を図っています。
また、(株)タケエイ川崎リサイクルセンター等では、雇用している外国人労働者の定着支援と安全な労働のため、教育資料や事業所内の掲示物を多言語対応で作成し、イラストや写真を豊富に取り入れたものを使用して教育を実施しています。

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エルダーが新入社員に指導する様子

多様な働き方の推進とキャリア支援

女性活躍拡大の推進

TREグループでは、工場・営業・企画・管理と、多領域で女性が活躍しています。また、キャリア志向や環境の変化を踏まえて、転勤を伴わずキャリアアップが可能な「地域限定総合職制度」や職群の変更希望にも柔軟に対応する「職群転換制度」の導入により、多様なキャリアパスを可能にし、退職による人材流出防止や地方での優秀な人材採用や、出産を経て育児をしながらでも働き続けやすい環境を整えることで女性の活躍推進を図っています。

現在、TREグループの女性管理職の割合は5.2%ですが、女性管理職数を倍増させる目標を定めており、事業環境や職場環境の改善によって、能力に応じて性別にかかわらず管理職登用を進めていきます。

育児・介護との両立支援

TREグループは、育児支援について「育児時短勤務制度」を導入し、子どもが小学校を卒業するまでの勤務時間を1日6時間か7時間で選ぶことができます。また、介護支援では従業員が安心して家族の介護に向き合えるよう、介護休業、介護休暇、時短勤務などを利用できる環境を整えています。リバーグループでは長期的な治療を必要とする私傷病や、長期にわたり家族の介護が必要な場合でも安心して有給休暇を活用できるよう、失効する有給休暇を積み立てる制度「積立有給休暇制度」を導入しています。

また、(株)タケエイでは「カムバック制度」を導入し、育児・介護・配偶者の転勤といった理由などで退職した従業員が、再度入社を希望する場合に迎え入れるための求人情報を提供しています。このほかにも、従業員一人ひとりが状況に応じて希望する働き方をかなえられる制度の拡充を進めています。

自律的なキャリア形成を支援

TREグループは、従業員の希望を尊重した人員配置を実施するため、従業員が自ら理想とするキャリアプランを上司や人事部門に伝える機会を設け、会社と本人の相互理解を深めることで、個人の能力が最大限に発揮できる組織づくりを推進しています。(株)タケエイでは年1回、今後希望する業務や異動先を記入する「ジョブカード」を配布し、自らの意思で目指す仕事に挑戦できる機会を提供しています。さらに意欲のある人材を必要とする部署へ最適配置することを目的に、「社内公募制度」も導入しています。

今後は社内公募制度運用を拡大するなど、社内におけるキャリア選択機会を拡充し、自律的なキャリア形成を後押しする取り組みを進めていきます。

地域社会

地域社会との共存共栄

社会貢献活動に対する基本的な考え方

TREグループは、地域の一員として社会と共生する企業であり続けるために、社会貢献活動を社会と事業の持続的な成長に寄与する重要な活動と位置付けています。また、環境事業を通じて社会課題の解決を目指す企業として、地域住民をはじめとするステークホルダーの皆様にTREグループの取り組みを広く知っていただくことも重要な使命であると考え、環境教育に関わる活動に注力しています。

さらに、地域課題やニーズに応えるボランティア活動や寄付活動などに積極的に参加することは、地域社会と信頼関係を築き、ともに成長していくために必要不可欠です。活動を通じて地域の発展や環境づくりに貢献しているほか、社会性・公共性を勘案して寄付などの社会支援も行っています。社会貢献活動はCSRアクティビティ推進部が(一財)TRE SDGS推進財団とグループ各社・関係部門と連携しながら活動を推進しています。

(一財)TRE SDGs推進財団の活動

TRE SDGs推進財団は、豊かな大地、森、海からなるかけがえのない地球(Only OneEarth®)を守り次代に引き継ぐため、SDGs達成に寄与することを目的として活動しています。SDGSの達成に通ずる社会貢献活動や近隣の自治体、地域社会の環境保全活動に積極的な取り組みを継続していきます

社会貢献活動関連費及び参加人数

TREグループは義援金寄付を含む自然災害の被災地支援などを行っており、2023年度は社会貢献活動関連費として1,800万円を支出しました。また、総合環境企業として従業員の環境保全活動等への参加も重要と捉え、(一財)TRE SDGs推進財団が植樹や清掃活動を企画・実施することにより参加機会を創出しています。

2023年度の財団の活動にはTREグループの延ベ732名の従業員が参加しました。財団以外の活動においてもTREグループの事業拠点周辺地域で実施されている環境保全活動に各社が積極的に参加しています。

財団主催の社会貢献活動の参加人数
延べ732
社会貢献活動関連費
1,800万円
清掃活動の様子

地域の環境保全活動の取り組み

福祉関連企業と連携した漆の植樹活動

2024年5月、青森県平川市の(株)津軽バイオマスエナジー、津軽バイオチップ(株)は、地元平川市でB型就労支援施設を運営する(株)きりんと協同で、2回目となる漆の植樹祭を開催しました。現在、青森県の伝統工芸「津軽塗」で使われる漆のほとんどは海外産とされているため、当活動では国産、さらに地元で育った漆の樹液が使われることを目指しています。

7~10年の育林の後、樹液を採取して地元の津軽塗伝統工芸士会等へ販売し、樹液を採取した後の漆は伐採してバイオマス発電燃料とする計画です。この過程を繰り返すことにより、森林の健全な育成と管理に努めます。2年目の今年は700本を植え、前年分と合わせて約1,000本となりました。参加した(株)きりんの施設利用者の方からは「植える作業が大変だったけど楽しかった。」といった感想も寄せられました。今後も林福連携によるSDGs達成に向けた活動を続けていきます。

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(株)きりんの施設利用者の方と漆の苗木を植樹する様子

諏訪湖祭湖上花火大会にて清掃活動に協力

長野県諏訪市の(株)信州タケエイは、国内有数の規模を誇る「諏訪湖祭湖上花火大会」に継続して協賛しています。コロナ禍を経て4年ぶりに通常の規模で開催された2023年8月の第75回大会は、全国各地から多くの見物客が集まって大盛況となりました。同社は会場のゴミステーションの設置や花火大会終了後の清掃活動などを、地元の皆様とも協力しながら行い、地元企業として地域の環境保全活動に努めました。

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清掃活動後の(株)信州タケエイの従業員と地元の方々

いちはら環境フェスタにてリバー(株)市原事業所が工場見学を実施

2024年6月8日、市原市の主催する「第9回いちはら環境フェスタ」にてリバー(株)市原事業所が賛同し、当日会場に集まった希望者30名を対象に工場見学会を実施しました。廃家電の解体や使用済自動車の破砕工程を見学し、自動車をプレシュレッダーに入れて砕く場面では、その迫力に参加者の方から歓声があがりました。また、リサイクルを行わないとどうなるかなど、参加者の方々と一緒にリサイクルを考えるコーナーも設けられました。当見学会では参加者の皆様から多くの質問や感想をいただき、環境への理解を深めていただく一日となりました。

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プレシュレッダーを上から見学している参加者の方々

(株)花巻バイオマスエナジー、花巻バイオチップ(株)で社会科見学の受入れ

2022年に引き続き、2023年9月に(株)花巻バイオマスエナジー及び花巻バイオチップ(株)は、花巻発電所から程近い「花巻市立湯口小学校」の5年生の児童36名の施設見学を受入れました。電気の燃料が地元花巻市の森林から発生する間伐材で、その電気が自分たちの学校に供給されていることや、発電時に発生する余熱できくらげを栽培し、学校給食の材料に使用されていることなど、「電力の地産地消」を学ぶ機会となり、実りある一日となったようです。児童の皆さんから「木が燃えて出た灰もセメントに再利用してエコだと思った。」「給食に出たきくらげを食べてみたらとても美味しかった。」などといった感想も寄せられました。今後も地域の子どもたちにSDGsを学べる機会を提供していきます。

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きくらげハウスを見学する児童の皆さん
令和6年能登半島地震への対応について